母乳不足感を克服しよう!


◆一日中泣いてばかりいる

育児書や育児雑誌などに「赤ちゃんは昼間はほとんどを眠ってすごします」と書かれてあるのを読んで、そういうものだと思っていたり、 なんとなく「赤ちゃんはおなかがいっぱいでオムツが濡れていなければ眠っているもの」と思っていませんか?
実際はそんなことありません。
もちろん、赤ちゃんによって個性がありますから、よく眠る赤ちゃんも確かにいます。 でも、多くの赤ちゃんは想像している以上に長い間起きていて、よく泣くものです。そしてその原因は本当にさまざまです。

おなかがすいた/ おむつが汚れている/おむつかぶれになっていて痛い/暑い/寒い/服のタグなどがちくちくする/ げっぷが出そうで出ない/おなかいっぱいすぎて苦しい/眠いのに眠れない/ 里帰り先から戻ってきたなどで環境が変わって不安だ/もっと抱っこして欲しい/ お母さんがイライラしていて怖い/ お母さんが忙しそうでかまってもらえなくて寂しい/お母さんが他の事に気を取られてうわの空でイヤだ/ 外に出たい/天井ばっかりでなくて他のものも見たい/ 乳管が詰まっていてたくさん出ない/乳腺炎になりかけていておっぱいがしょっぱい/

おなかがすいたこと以外にもこんなに(これ以外にも)たくさんの泣く要因があるのです。 赤ちゃんは「泣く」という方法しか自己主張の手段がありません。だから泣くのです。

赤ちゃんが泣くことは母乳が足りているかどうかの目安にはなりません。
あふれるほど母乳が出ていて赤ちゃんもまるまると太っているけれど、「一日中泣いて大変なのヨ〜」というお母さんも案外多いのです。
「泣く=母乳が足りない」と直結して考えるのはやめて、まずは「泣いて普通」と考えること、それからおっぱい以外に何か原因がないか考えてみてください。
泣かれると「何とかしなくちゃ、してあげなくちゃ」と思うのは親心、みんなそうなんですよね。でも、「泣かせちゃいけない」と思わなくてもいいですよ。泣いていいんです。 「泣かせないようにすること」よりも「なぜ泣いているのか理解しようとすること」が大切だと思います。泣いて自己主張することはいいことなんだと思って、おつきあいしてみてください。

赤ちゃんは、リラックスしたお母さんに抱っこされているのが大好きですから、「そのうち何とかなる」とタカをくくって、抱っこしてゆらゆらしながら散歩に出るのもお薦めします。

新生児のころは一日中泣いてばっかりだった赤ちゃんも、3ヶ月〜4ヶ月頃になるとよく笑うようになったり、自分の手をしげしげと眺めて遊んでいたり、泣かない時間が増えてきます。
えぇ〜!3ヶ月もこんなことが続くの!と追い詰められたような気分になるかもしれませんが、無我夢中、必死で、なんだか乗り切ってしまえるものですよ、案外。
最初に大変な思いをした分、その後の赤ちゃんとのおつきあいはきっと「楽勝」に感じることでしょう。



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