母乳不足感を克服しよう!


◆授乳間隔が短く授乳回数が多い

育児書や育児雑誌、あるいは出産した病院の指導などで、「授乳間隔は2〜3時間、一日に8〜10回程度の授乳回数が普通」と読んだり言われたりしていませんか?

実は、これは「ミルクの授乳ペース」なのです。

ミルクは母乳よりも吸収率が低いため量を多く与える必要があります。そしてそれだけの量を消化するのに時間がかかるため、最低でも2時間は開けないと赤ちゃんの消化器官に負担がかかるのです。
戦後、ミルクが爆発的に普及してミルク育児が普通のようになり、病院ではミルクの場合と母乳の場合の授乳ペースの違いを分けて説明することなく、 ミルクの授乳ペースが一般論として説明されているのが現状です。 医師や助産師や看護師といった人々もこのことを知らずにいる場合もとても多いのです。

母乳は吸収率がとてもよいので、ミルクのように大量に飲まなくても十分に栄養をとることができます。また、消化スピードも速いので 2時間どころか1時間もすると消化され、また欲しがる、ということになります。母乳のみを飲んでいる子は日に何度も欲しがります。
1日に10回どころか、20回ほども授乳することもよくあることで、母乳が足りないという根拠にはなりません。
また、しばらく授乳間隔が開いていたのに急に何度も欲しがるようになる場合があります。 これは、赤ちゃんの急成長期に入ったり、病気の前後で苦しかったり不安だったり、というようなことが考えられます。
急成長期の場合は要求に応えて何度も授乳することで母乳の量はさらに増えますから心配いりませんし、 赤ちゃんが苦しかったり不安だったりするのなら、抱いておっぱいをあげることでしっかりなぐさめて安心させてあげれば、次第に落ち着いてくるでしょう。
授乳回数が多いことは、悪いことではありませんから安心してください。



おっぱい生活 トップへ駄々のぺ・ちゃぱい ホームへ