母乳不足感を克服しよう!


◆授乳前後に体重を量ってみてもあまり増えていない

毎回授乳のたびに体重を量ってがっくりするのは、ストレスのもとになりがちです。
出産した病院では毎回授乳のたびに体重を量るよう指導され、実践していたかもしれませんが、思い切ってきっぱりやめてしまうことをお薦めします。 「1回の授乳での哺乳量を決めておき、それに満たない分はミルクを補う」という方法が多くの病院で採用されていますが、そんなの忘れてしまってかまいません。
なぜなら、ミルクを足すことで母乳の分泌が減る可能性が高いからです。1回の哺乳量にとらわれず、できるだけミルクを足さずに1日に何度でも母乳をあげることが、赤ちゃんの要求量と母乳の供給量が合うための一番よい方法です。

赤ちゃんは母乳を一度にたくさん飲まずに、少しずつ何度も飲むことが多いのです。何度もお母さんに抱っこしてもらいたいのかもしれませんね。
母乳はミルクに比べて吸収率がとても高いので飲んだ量が少なくても栄養は十分に吸収されていますから心配いりません。

1回の授乳での赤ちゃんの哺乳量は個人差があります。また、毎回 飲む量は一定ではありません。少ない時は30〜40ml(もっと少ないことも)、多くても100ml前後飲んでいればよいそうです。 1回の哺乳量が少なければ、赤ちゃんは何度も欲しがることでトータルで足りるようにするので心配いりません。
「ミルクの缶に書いてあるほどの量を飲んでいないようだから」とミルクを足さなくてもいいのです。

授乳ごとの体重の増分や毎日の体重の増加をチェックするよりも、半月〜1ヶ月単位で中期的に体重の増加を見ることをおすすめします。
WHO(世界保健機構)が出したガイドラインによると、母乳不足と判断する基準は「生後1ヶ月目の体重増加が450g以下の場合」なのだそうです。 また、ラ・レーチェ・リーグによると「最初の3〜4ヵ月は、1ヵ月に450g以上増えていればよい」といわれています。
検診などで体重の増えが悪いと指摘されても、赤ちゃんが元気で、体重増加量がこれらの基準を満たしていればまず問題はないと思います。



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