2005年05月26日

そもそもきっかけは  <母乳育児/悩む>

私は現在 次男・トモヤ(1歳2ヶ月)と おっぱい生活お楽しみ中なのだが、長男・カズキの時はスタート時にとっても苦労した経験がある。詳しくは本館の「おっぱい生活」の経験談に既に書いた。

私は、こんなに悩んだり泣いたりイライラしたりしながら、なぜ母乳にこだわったのか?
それは・・・・「かっこいいと思ったから」 (^◇^;)

私は無類のマンガ好きなのだが、独身の会社員時代に内田春菊さんの「私たちは繁殖している」を読んで、 「・・・母乳育児、かっこいい・・・」 と思っちゃったのだ。
影響されやすい私は、その後 結婚・出産し、実際に母乳を・・・。 しかし、そこでつまづいたのだった。必死にならずとも母乳はでるもんさ、自然に任せていればいいのさ、と軽く考えていたのに、カズキは一日中泣き続け、寝ないのだ。うわーん、母乳が出ていないんだ・・・。

毎日毎日、調べたり試したり。

「かっこいい」という、ミーハーな動機から母乳育児をしたいと望んだ私は、母乳が赤ちゃんだけでなく母親のためにもよいのだとかなんだとかっていう「理屈」は、この「調べる」という過程で知ったのだった。
それにしても、ネットで検索すると、「母乳はイイ」 ということはあちこちにいっぱい書いてあるけれど、「混合から母乳だけにするにはどうしたらいいか」という情報は少なかった(と思う)。

本を買ってむさぼり読んだり、ネットであちこちのサイトを渡り歩いて、結果、どうにか母乳だけでいけるようになったのだった。
最終的には、風呂上りに絶対ミルクを足さないとおさまらなかったのに おっぱいを飲んで眠ったカズキを見て「あっ☆これでいいんだ」と思えたところから、あとはどんなに泣かれても「大丈夫(なはず)」と信じて過ごした。
でもね、ホントはその後もずっと「ホントに足りてるのかなー」と心配だった。なかなか寝ないし寝てもおっぱい離してくれないし。それ以外は至って元気で病気もしなかったのが救いだったなぁ。

あれから3年、以前よりさらにネット上でも書籍類でも情報量は増えたが、、、、まだまだ悩めるママは減らない。
「母乳が足りている=泣かない・よく寝る」で判断されることが多いが、そうじゃない。
「体重の増加が緩やかである→このままだと発達障害を起こす」そんなわけない
でも、世間一般的にはそう思われている。医者でさえそう思っている人が多い。
根本的に、母乳育児の真実、赤ちゃんの真実について、医療関係者や保健師さんが持つ情報が正しい内容で均一化されないとはじまらんなぁと思いつつ、気になって今日もあちこちのサイトを見てため息をついているのである。

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2005年05月24日

子どもへのまなざし  <お薦め本>

子どもへのまなざし/佐々木 正美/福音館書店
続・子どもへのまなざし/佐々木 正美/福音館書店


もともと育児本にはあまり興味がなかったのだけれど、ネットで知り合った友達が 「いいよー」 と言っていたのが気になって購入。
読み始めると、なんだか引き込まれてあっというまに読了してしまった。

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子どもの心が健全に育つために必要なのは ありのままの自分を受け入れてもらう という経験を重ねること。このことにより、子どもは安心感を得て自分に自信と誇りをもつことができる。 この安心感と自信と誇りが、人としての大切な基礎であり、教養はそのあとにいくらでもつけたりはずしたりできる装飾のようなもの。

では、具体的にはどんなふうに接することが大切なのか?
子どもの要求にはできるかぎり応える。それで十分。
ただし、子どもが要求していないのに親が先回りしてあれこれするのはダメ。
子どもに過剰な期待をしたり ダメだしをするのはNG。「もっと、と要求する=今のあなたには満足していない という拒否のメッセージ」として子どもの心に入るから。
できうる限り、ゆっくり気長に待つ。
イライラしたり、ついつい怒鳴ってしまうようなとき、怒りの真の対象は実は子供ではなく別のことがらであることが多い。夫に対する怒りや不満を抱えてはいないか、悩みやトラブルを抱えて相談できる相手もなく一人で孤立してしまっていないか。一人で背負い込まず、相談できる人や場所を見つけることは大切である。
子供が自分に自信と誇りをもつことができれば、あとは子供同士のかかわりの中で育っていくのが自然である。
親はなくとも子は育つ。子供同士がともに育ちあうための環境を大人はつくっていくようにしたい。

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私もそんな風にしてもらえたらよかったなぁ・・・と思いながら読んでいた。

私の家庭は、私の次に生まれた弟が10ヶ月で突然亡くなり、その2年後に生まれた弟は重度の障害を持って生まれるなど、たくさんのトラブルを経験した。その後に生まれた弟を含め3人の子供を抱えて母はこの先どうやって生きてゆけばいいのだろうとそればかり考えながら日々の暮らしに追われていたのだろう。
また、母は姉妹の末のほうであまり大切にされなかったらしく、コンプレックスの塊のような人でもあった。
父は人の話を聞いてあたたかく励ましたりするタイプではなく、「アホか、なにを言うとるねん」「そんなことではあかん」と一蹴するタイプだったので、母は父に相談してもあまりスッキリすることはなかったのではないか。
なるほど、両親(特に母)はトラブルも悩みもコンプレックスも多く抱えていたし自分がしあわせだと思う余裕などなかったろう。そのストレスから子どもに向かっての言動が激しくなったのだとしても不思議はない。

私は長女だったこともあり「しっかりして」「ちゃんとして」「もっと手伝いをして」もっともっと と言われることが多かった。怒られてばっかりだったという思い出が残る。
結婚してから、軽いうつ状態になった。
自分のことを肯定できない。自分はダンナから愛され続けると思えない。いつか見捨てられる。不安がどんどん大きくなった。眠れない合間に見る夢の中で、親に向かって「私のこと、ホンマは嫌いなんやろ?」と問い詰める私がいる。心の中では「そんなことないと言ってほしい」と願っている。でも親は「そやなぁ、ほんまのこというとキライやなぁ」としみじみと言うのだ。「やっぱりそうなんやー・・・」と、目が覚めて、ダンナに取りすがってわんわん泣いたことが何度となくあった。

この本を読んで、なぜ私は「自分は親に嫌われている」と心の奥で感じていたのだろう?という疑問に答えをもらえたように思う。
きっと、「もっと」と繰り返される要求が私の心の中で「拒否」という形で残ったのだろう。
うつの後、なんとかして自分が両親に嫌われていないという確証を得たくて躍起になっていたのだけれど、どうやら嫌われていたのではなさそうだ。そして今も続く親子関係のぎごちなさは、彼らの「コミュニケーション能力の乏しさ」が原因らしいと結論付けることで、なんだかラクになった。

この本は、続編も出版されている。「子どもへのまなざし」を読んだ人々からの質問に答えるという形で、子どもとの接し方についてさらに具体的な内容になっている。続編のほうでは、ADHDの子どもや自閉症の子どもについても書かれている。こういった障害をもつ子どもについて、正しく認識されるようになっていってほしいと思う。

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2005年05月23日

今 食べなくてもいいの!  <子育て/離乳食・食事>

トモヤが10ヶ月の頃に、助産院でのストレッチ体操に参加して身長体重を計測してもらったときのこと。
身長66.2cm、体重が6630gで、助産師の先生にとーっても叱られたことがあった。
「もっとしっかり食べさせなさい!」と。
でも、食べるものをやわらかくしてみたり固くしてみたり味付けを工夫したりしても本人が口を開けないのですわー・・・・
叱られた後、数日はムキになって食べさせようとしたけれど、イライラするばかりで楽しい食事の時間が「対決!」のようになるのはいかがなものか?
自分の手で食べるようにすればもしかしたら食べるかも?と試したが、スプーンも皿もつかんでは投げて「食べる」ということが分かっていない様子。なので、これも断念。

結局、無理に食べさせることはせず、気長に待つことにした。
基本的に、私たちが食事をするときはトモヤも食卓に。私たちのおかずやゴハンを少し取って口に運び、本人が食べればよし。食べなければそれはそれでよしと。

ゴハンやオカズはあまり食べないトモヤだが、甘いお菓子類はそれなりに食べたがったので、時々はカズキのおやつの時間に一緒に食べたりもした。

1歳2ヶ月になったある日、私が持っているスプーンやお箸を しきりに持ちたがるようになったので、自分で食べられるように再度セッティング。すると・・・・

満面の笑み パンも自分で

恒例!ヨーグルトdeアダモちゃん

めちゃめちゃ満足そうな顔をして、茶碗の中のゴハンをすくい、口へ運ぶじゃありませんか。口に入るまでに全部落ちてしまいますけど(笑)
でも食べ終わって机とイスの下を見ると食べこぼしは思ったほど落ちていないしエプロンのポケットにもそれほど入っていない。つまり、それなりに口に入っているということ。
体重の増加はずっと緩やか。1歳になって7.5kg。1歳2ヶ月で8kg。でも元気に泣き、笑い、走り回っている。

私は確信した。

時期が来れば食べるのだ。それが8ヶ月だったり、1歳だったり、1歳半だったり、2歳だったり、子どもによってばらつきがあるだけ。
子どもが元気で笑って泣いて、いたずらして甘えて、子どもらしく過ごしているなら、「今」食べなくたって何の心配もいらない!

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2005年05月22日

離乳食のギモン  <子育て/離乳食・食事>

母乳でなくても気になる離乳食。特に初めての子育ての場合は育児書や育児雑誌の情報に振り回されがち。
一生懸命作ったのに食べてくれなくてがっくり orz
なんて方も多いのでは?

そんな方には、このコラムがお薦め。

授乳服のMO-HOUSE・楽天市場ショップ 離乳食のギモンというメルマガコラム。

特に、最終回の「我が家の食事を見直す」では、「赤ちゃんのために特別に作る」ではなく、「赤ちゃんも食べられるような、家族の食事を作る」 ということが提案されている。

そうそう、そうだよね。

離乳食は材料を厳選して、天然だしをとって、味付けにも気を使っていたのに、普通に食べられるようになったら結局、化学調味料や濃い味付けへ移行するのでは、「なんか違う」と思う。
せっかくだから、みんなの食卓がよりよくなる方法を考えたい。
こだわってお金をかける必要はない。たとえば、お味噌汁や煮物のだしはできるだけ煮干や昆布を使う、それだけでもいい。苦にならず長く続けられる方法を考えていきたいと思う。

・・・・まずは夕食に出前とる回数を減らさねばだ・・・・orz

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ブログ始めました  <管理人からのお知らせ>

本館の「おっぱい生活」では、母乳育児についての基本的な知識について情報を集めました。
でも、これを今後加筆修正するパワーが・・・・ orz

というわけで、
ブログを利用して、インターネット上の多くの情報にリンクさせていただくことにしました。
....こういうのを、人の褌で相撲をとるというのか?
いやそうじゃないだろう。

ここでは、母乳育児だけでなく、子育てと 育「自」 についての 個人的見解を書いていきたいと思います。

管理人は 勤勉でない&子育て中 のため、
まったり更新となりますことをご了承ください。

どうぞよろしくお願いします。

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